名古屋港水族館

名古屋港水族館のイルカパフォーマンスは、日本最大級の広さをもつプールで、イルカが飛んだり跳ねたりくるくる回ったり大興奮のショーが繰り広げられます。北館3階のメインプールで、1日3回行われるイルカパフォーマンスは、大人気のショー。客席も多いですが、開始前にはぞくぞくと人が集まるので早めに席を確保しておきましょう。
広く深いプールだからこそできるパフォーマンスが目白押しの20分間。高速で泳ぐイルカたち、高い高いジャンプ、音楽に乗って躍動するイルカたち。そして、トレーナーとばっちり息の合ったジャンプやサーフィンまで。愛らしい顔つきで「かわいい」と言われるイルカたちに、背筋がゾクゾクしてしまうほど迫力あるパフォーマンスをぜひ名古屋港水族館で味わってください。

広いプールでスピード感あふれるショー。席がプールから離れてしまうと、小さい子はイルカを目で追うのが大変かもしれません。しかし、イルカを近くで見るために、何十分も席を確保して待つのは子どもには退屈な時間です。
そこでおすすめは、ショーが終わった後にイルカたちがお見送りを兼ねて客席近くでパフォーマンスをしてくれる時間。多くのお客さんはショーが終わると館内見学へと流れていきますし、ベビーカー移動用のエレベーターも混雑します。近くでイルカのパフォーマンスを見るチャンスはこのタイミング！本番を終えてゆったり泳ぐイルカや、まだまだ元気なイルカをじっくり観察できますよ。

●シャチの公開トレーニング
シャチがパフォーマンスの練習をする姿を見ることができます。
シャチの公開トレーニングは、1日2回、3階シャチプールで行われますが、飼育係の解説を交えながらのトレーニングの様子はショーとは違う角度からシャチを知ることができるので、ショーと合わせて参加して欲しいイベントです。

●ベルーガの公開トレーニング
名古屋港水族館では、現在6頭のベルーガを飼育しています。そのうちの2頭は名古屋港水族館産まれで、メスの「ナナ」は水族館産まれのベルーガの最長記録を更新中です。
シロイルカとも言われる愛らしい姿のベルーガの泣き声が聞けたり、かわいいトレーニング姿と、水中での面白い動きや、変わったエサの食べ方が見られます。
ベルーガトレーニングは、北館3階ベルーガプールで1日3回開催されます。
大人の胸の高さほどのガラスの壁に仕切られたプールに、目の前でベルーガのトレーニング姿や、体温を測ったり健康管理をしているところが見られます。トレーニングとはいってもトレーナーさんと楽しく遊んでいる様子がとっても可愛らしく、思わず微笑んでしまいます。
また、北館2階オーロラの海の水槽前で土日祝日に開催されるベルーガのふしぎな魚の食べ方も必見。ベルーガが魚を食べるまさかの動きに、大人もビックリ、小さな子どもたちもキャーキャー大はしゃぎで喜びますよ。

『海へもどった動物たち』というテーマでシャチやイルカなど鯨類の展示がされている北館、そして地球を縦断するように5つの海を展示した南館と2種類のエリアがある名古屋港水族館。
南館には、30,000匹のマイワシが回遊する黒潮大水槽があります。各地の水族館の大水槽で名物化しつつあるマイワシのトルネードは、じつは名古屋港水族館が元祖です。ため息をつくほどきれいなマイワシのトルネードショーは、水槽前のスペースに座って見るので、小さな子どもも、ベビーカーに乗っている赤ちゃんもしっかり見ることができます。

南館2階サンゴ礁大水槽で開催されるダイバーコミュニケーションは子どもたちが主役の人気イベント。ダイバーが水槽の中をカメラで撮りながら、魚について詳しく説明をしてくれます。説明してほしい魚のリクエストや質問受付コーナーでは、たくさんの子どもが手を挙げ、会場は子どもたちのワクワクと驚きの声で溢れます。自分のリクエストや質問に答えてもらえる喜びと、他の子の疑問と解説を聞いて学ぶのはとても良い経験になります。幼児さんには少し難しいショーかもしれませんが、魚好きのお兄さんやお姉さんのキラキラの眼差しを見て、魚のことを学ぶのは楽しい！と感じられる雰囲気があります。
南館の展示には、そんな子どもたちの学びの要素がたくさん散りばめられています。タッチパネルで魚のことを調べられる展示、ボタンやレバーでカメラを動かして海の生き物を拡大してみる展示、テレビや大きなスクリーンで映像を流していたり、かわいい絵で分かりやすい説明が子どもの目線の高さで展示されています。

南館の出口付近にあるタッチタンクでは、子どもの胸の高さほどの海辺の岩場のような水槽に、ヒトデやヤドカリやナマコなど海の生き物がいて触ることができます。ボランティアの方がいて、子どもたちに声をかけてくれたり、子どもの質問に答えてくれるアットホームな空間です。